InMobiの快進撃がスゴめ
モバイルアドネットワーク(アドネットワークのプチ解説はこの記事で)の世界大手InMobiが快進撃を繰り広げてますね。
ソフトバンクが2億ドル出資したモバイル広告のInMobi、対話的ビデオ広告のプラットフォームをローンチ | TechCrunch Japan
インド人もビックリなモバイルアドネットワーク企業!
インモビは2007年にインドで誕生した企業です。モバイル広告でアジアNo.1のシェアを獲得し(ていると言われており)、今日では世界 165カ国、6億9,100万のユーザーに月間934億以上のインプレッション(*1)数を配信する広告ネットワークだそうです。※日本へは2010年夏に本格参入しています。
日本でアドネットワークがハヤり出したは実際2009年くらい(サイバーエージェントは2006年にアドネットワークをスタートしていて、国内アドネットワーク大手のマイクロアドは2007年に設立されてます)だと思っていますが、当時はPCがメインなので、おそらくモバイルのアドネットワークが話題になりだしたのは2011~12年くらいではないでしょうか。
となると、インドで2007年に既にモバイルアドネットワークを立ち上げてるってのは地理的にもタイミング的にも不思議で、個人的には物凄く興味のある会社さんです。
2014年に入ってモバイル広告代理店大手のアドウェイズとも提携しており、国内においては2017年にはRTB*2市場において、モバイル市場がPCを超えるくらいの勢いで成長しているってことなので、国内での有力パートナーをいち早く囲ったのは大きいでしょう。
バナーはもう古い??
上記ニュースサイトの中で、InMobiのCEOがこんなことを言ってますね。
InMobiのCEO、Naveen Tewariは私の取材に対して、「向こう半年から1年の間にわれわれの既存の広告主の30-40%は新しいプラットフォームに移ると考えている。InMobiの売上の少なくとも25%は近くビデオ広告にシフトするはずだ。
動画広告は「今年は来る」「いや、今年こそは来る!」と叫ばれているものの、なかなか大きなウェーブが来ないんで、ホントは来ないんじゃないか?(オオカミ少年か?)みたいな広告主さんもいると思います(笑)そんな中の上記発言は物凄い挑戦的で、こんな調子で思いっきり主張してくれる企業さんがもっと増えてくれれば嬉しいのになぁ~なんてことを考えています。
動画広告が広まらない要因の一つに、媒体社側が技術的に追いついていない(動画広告用の広告枠が作れてない)って問題もあるので、こうしたベンダーさんが啓蒙活動をするとともに、テストを重ねながら「ね?テレビよりコスパいいでしょ?」と世に知らしめて欲しいものです。
今年こそは、動画広告に大注目です。