セオ部(SEO部)

アドテク、キャリアは他の人に任せて、SEOトピックと持論を語ることにします(小学生、業界人向け)。

【2017年】社会人留学の転職活動への活かし方!

時間はあるがお金は無い学生。時間はないがお金はある社会人。学生時代に行けなかった留学を、どうにかこうにか時間を作り出して実現する社会人の方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

本日はアドテクからはちょっと離れてキャリアのお話。web業界でも外資系が続々参入して来たり、海外のツールを使う中でより逼迫度を増す「英語」についてです。その中でも「英語留学」について書いてみました。 あ、あくまでもweb業界が前提となっているので悪しからず。

 

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「20代までなら留学もアリっちゃあり」

 ご存じのとおり、Web業界は動きが速いです。たかだか1年、2年という年月かもしれませんが、業界の中はあっという間に中身が変わります(毎年アドテック東京に出ている私も、毎年新しい技術に驚きます)。

20代であれば27、28歳程度までなら、営業力やコミュニケーション力、意欲といったモノをひっくるめてポテンシャルで見られることが多く、求人も選り好みしない限りは結構あります。

一方、30代が転職活動で求められるものは「専門性」と「マネジメント力」(+αで英語)です。30代になってくるとより高い専門性が求められるので、1年、2年空けてからの転職となるとちょっと厳しいかもしれないですね。相対的に求人も減ります。もちろん、100%そうとは言えませんが、リスクは年を経るごとに上がるのは事実でしょう。とはいえ、専門性を培ったことが大前提ではありますが、外資へ舵を切るために、死ぬ気で英語を現地で学ぶのはありですね。外資であれば若手より経験者です。

ちなみに、半年程度の留学を考えているのであれば、お勧めしません。意外とできることは少ないですよ。結局「リスク>メリット」になる気がしますし、半年行くのであれば、夏休みを1か月くらいもらってロングサマーバケーションを満喫したほうがいい気もします。

 

さて、本編は以下のような目次で進めます。

 

  1. 何のための留学か、を考える
  2. 社会人留学のリスクを知る
  3. 留学に行くと覚悟を決めたならやるべき3つのこと

 

 

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  1.何のための留学か、を考える。

うーん、まぁこれは言わずもがなですが、しっかり考えた方がいいですね。見切り発車はホント危険です。せっかく大きなお金と時間を投資するので「行かなきゃよかった…」なんてのは避けたいですし…。それに、「留学の理由」は少なからず面接で聞かれるはずですので、じっくりと考えましょう。

また、キャリアに「ブランク」というリスクを抱えても得たいメリットがあるのかどうか、考えるのも大事です。確かに、お金のある社会人に1年、2年海外で過ごしてみたいという想いがあるのは別に悪いことではないですし、興味を持つことは良いこと思います。でも、なかなか期待通りにいかないのが転職活動です。

当然、会社は「即戦力」を求めます。厳しい話ですが、ただ海外に行きたかったから行き、スキルが錆びついた状態の人を進んで採用したいとは思わないでしょう。留学するリスクとメリットを踏まえてじっくり考えてから踏み出すことをお勧めします。

 

2.社会人留学のリスクを知る

意外と知られていないのは、社会人留学のリスクです。「2,3年社会人をやってお金もたまったし、留学に行くか!」って20代、「一生に一度きりのタイミングだ!」と思い立って海外に飛び立っちゃう30代。こうした方々は私自身多く見てきました。ぶっちゃけますと、留学で経験するようなことは、ぶっ飛んだ特別なこと(シリコンバレーで起業してました的な)が無い限り、キャリア採用ではまず評価されません。見られるのは、あくまでもビジネス上の経験・スキルです。

留学後は外資系企業やら海外現地でバリバリ活躍するなんてことを考えている方は厳しい現実を見ることになるかもしれません(ちなみに、海外現地で働きたい場合は、現地での求職をお勧めします)。英語力がちょこっと伸びたからといって、外資コンサルや外資系企業にスムーズに入れるってワケじゃないですからね。

 

3.留学に行くと覚悟を決めたならやるべき3つのこと

(1)スキルの貯蓄をしておこう!

生憎、どんなチャレンジングな生活をしようが海外留学での経験はほっとんど評価されないです(泣)なので、日本にいるうちに専門性と呼べるようなスキルを貯蓄しておくと帰国後に面接はある程度スムーズでしょう。お勧めしたいのは、単なる無形営業職ではなく、プログラミングスキルやSEMやSEOといった専門性を求められるようなスキルです。補足ですが、有名大学卒の学歴や大手企業出身である程度実績を出されていれば、20代の転職はある程度優遇される印象はあります。

 (2)語学力をどこまで伸ばすか、目標を立てておこう!

語学力を滞在中にどこまで伸ばすか(英語で面接ができるくらい、英語でビジネスの電話ができるくらい等)、自分なりの目標を立てることで、ダラダラしちゃう留学を防ぐことが出来ます。可能なら、インターンシップやワーキングホリディ等を経験するのもいいですね。レジュメに書くこともできますから。

 

(3)帰国後の準備をしておこう!

◎レジュメは書いておこう

帰国後、ドタバタしてレジュメを書くのではなく、ある程度出国前に作っておくことをお勧めします。これは、スムーズに転職活動に臨めるだけでなく、出国前の仕事に関する記憶が鮮明のうちに書くことが出来るからです。

※レジュメの上手い書き方は別のエントリーで記載します。

 

◎求人・業界の情報源は確保しておこう

海外渡航中は日本や仕事のことは考えたくないかもしれません。が、毎日とは言わないまでも、定期的に日常使っていた情報サイトやその他情報源は確保しておきましょう。せっかく身に着けた専門知識が、留学中に置いていかれるのはもったいないです(留学先で学ぶ言語で情報収集するのもアリ)。

 また、可能であれば求人情報も定期的に確認すると良いでしょう。出国前、転職エージェントへ面談に行き、求人を定期的に送ってもらうことも賢いと思います。

 

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ということで、思い立ったが吉日。大学時代に実現できなかった留学は、20代~30歳くらいまでならアリっちゃアリだと思います。そして、できることはできる限り出国前にやり尽し、思う存分留学することをおススメします!