セオ部(SEO部)

アドテク、キャリアは他の人に任せて、SEOトピックと持論を語ることにします(小学生、業界人向け)。

転職で気になる20の質問(和英文レジュメ記載、退職交渉等)

転職を一度された方ならもうだいぶお分かりかもしれませんが、事前準備が求められたり「こんな時どうすればいいの?」という出来事にぶつかることが多々あります。僕自身も転職エージェントで色々な質問をもらった経緯があるので、重要 or 質問頻度の高いものを20ピックアップしてまとめてみました。

転職活動全般

①1社に勤めるべき年数は3年?と言われているけど、ホント?

一応、ホントです。3年と言われています。が、根拠はありません(僕自身、能力さえあれば2年でも1年でもいいと思います)。「通説」として言われているだけです。この通説、所謂「大半の企業人事・採用担当者が思っているだろうこと」ってのは意外と大事で、いくら貴方が「2年も3年も変わらないじゃんか!」と主張しても、採用企業が「3年は普通でしょ」と言えばそれが正義になってしまうんです。全部が全部とは言えないですけどね。

②転職回数って多いと不利?

避ける企業は多いです。採用企業側としてあくまでも「早期離職」のリスクを避けるためです。

社数の目安としては、20代で3社程度、30代で4社程度でしょうか(もちろん、やむを得ないケースでの退職もあるのでケースバイケースです)。期間の目安として、1社に3年はいてほしいというような意見をよく聞きます。

不安な方はレジュメ以外で推薦コメントを書いて頂けるよう、第三機関である人材紹介会社を使うといいでしょう。

③退職してから転職活動をした方がイイの?

どちらかというと、現職にいながら転職活動をする方をお勧めします。

理由は2点。ひとつは、採用企業によっては退職してから転職活動をしたことをネガティブと捉える会社もあるため(例えポジティブな退職理由でも、本当はネガティブな要因があるのではないかと勘繰られる可能性もあります)。もう一つは、求職者視点ですが、退職交渉の時に踏ん切りがつきます。次が決まっている、ということは例え現職で引き留めに遭ったとしても、次があるのだ、と退職の一押しになります。

ちなみに、とある外資系企業では退職後に転職活動をしている方を一律でNGにしています。

④転職時、社会人のブランクってマズい?

社会人のブランクがあることは、転職上、不利になります。不思議な慣習なんですが、2,3か月社会人を辞めていた場合は「何か問題があるのかも」と企業側が及び腰になる傾向があります。

⑤フリーランスや起業は転職上有利?不利?

一概には言えませんが、「フリーランス」「起業」経験が長いほど、会社人として転職することが困難になる可能性が高いです。圧倒的に実績を出していれば別ですが、組織への貢献度や柔軟性が問われるので、普通に組織の中で働いていた人に比べ、やや採用リスクは高くなります(フリーランス、起業人は覚悟が必要です)。「大卒⇒起業」は、もう正社員として誰かに雇われないぜ、くらいの自信が無い限りお勧めしません。

レジュメ記入に関して

⑥在籍期間が短い会社(1週間、3日等)は履歴書に書かなくてOK?

絶対書いてください。絶対です。所属日数が3日でも1日でもです。保険等を追えばバレます。

「書かなくていい」というヘッドハンター会社や紹介会社が最近多いらしいですけど、「絶対に」書いてください(そうしたエージェント使わない方が身のためです)。これは即解雇の要因になります。また、紹介会社に黙っていた場合は貴方を紹介した紹介会社にも迷惑がかかってしまいます。ちなみにこれは学歴も同じです。

 ⑦職務経歴書に書く経歴は新しい順?古い順?

決まりはありませんので、応募先企業に合わせましょう。直近の経験がPRできるのであれば、新しい順に書くべきです。過去の経験が活きるのであれば、1社目から書いても問題ありません。また、各社を丁寧にきっちり書くというよりかは、経験が活きそうなところにボリュームを持たせ、それ以外は2,3行だけでも問題はないと思います。

⑧履歴書と職歴書って手書きがいいの?

たまにいましたが、もう手書きはほぼ無い状態です。手書きでないことを気にする企業さんは見たことないです(Web系に限る)。PCスキルのアピールの一環としてWordやExcelで書くのもアリでしょう。

⑨職歴書に図表って使っていいもの?

じゃんじゃん使っていいと思います。但し、見やすい場合に限る。僕が見た中では、自分がこれまでやってきたキャリアが分かりづらい人、また、身に着けたキャリアを分かりやすく訴求するため表にしてる人もいましたね。

⑩履歴書の 趣味欄とかって書くべき?

どっちでもOKです。所感としては書かない方が多いですね。カスタマイズできる使用の場合は削除します。ちなみに、希望職種や年収は書いてもいいですが、年収高すぎると引かれる可能性があるので、応募企業・職種に合わせて人材コンサルタント等に相談するのがイイでしょう。

⑪ 学歴はどこから記載すればいいの?

高校からが無難ですね。高校以前の学歴をPRする場合は書いてもOKでしょう(有名私立中学等)。

⑫TOEICって見るの?

見るところもありますが、あまり意味は無くなってきています。●●点以上必須と条件がある求人か、900点以上持っているケース「以外」は書かなくてもいいと思います。

⑬派遣勤務は1社と数えるの?

原則数えません。派遣元の会社を履歴書に記載し、補足欄で派遣社名を記載してください。

⑭文章表現って見るの?

見ます。どう思われるかを常に意識するようにしてみてください。

例えば…自分を誇示するような書き方は過去に嫌われたケースもあります。過去、在籍企業数社すべての転職理由を「ヘッドハンターから声がかかったため」として書いた求職者がいたのですが、その記載方法が鼻に付いて合否に難色を示した企業もあります。

 ⑮履歴書に写真って必要?

無いよりはある方がいいですね(見た目でも判断するので)。真面目で写りの良いものを貼ると良いでしょう。

⑯日付はいつを書けばいい?

できる限り応募日に近い日付のものを提出しましょう。転職ルール上、3か月過ぎているものは基本的にNGです。

⑰職歴書のページは何枚まで?

日本語レジュメの場合はそこまで厳しくありませんが、イメージ的にはWordで2 in 1のスタイルを3枚程度がまとめるのがMAXでしょう(1 in 1換算で6ページ程度)。

英文レジュメの場合は原則2ページです。

⑱英文レジュメのポイントは?

複数にわたるので、箇条書きで記載します。

  • 原則2ページまで(3枚以上は×)
  • "I"などの1人称は使わない(主語が明確なので)
  • operatedなどの過去形動詞から始める
  • 応募先企業で活かせる必要な部分だけを抜粋する
  • 応募先企業に活かせる順に経歴を記載する
  • 応募先企業で活かせない部分は社名や職種のみにとどめる

 退職交渉関連

⑲退職を申し出たら年収アップを条件に引き留めがあった。留まった方がいいの?

引き留めに遭っても押し通すことをお勧めします。引き留めに遭って留まった場合、何がいけないのか?おそらく貴方は今後重要な役職に就く可能性が低くなるでしょう。というのも、一度退職を打診したということは、既存社員の中で最も退職リスクが高い人間であると判断されるからです。そのような方を会社の重要なポジションに置けるでしょうか。

また、他のケースとしては年収ではなく会社の花形部署を打診されたというケースもあります。

⑳ 退職交渉のポイントは?

気持ちで押し通すこと。叱咤されたり、威圧されたとしても、そこはグッとこらえてロジックを変に組み立てず、「すいません」と謝り倒しましょう。

無理に議論すると、退職交渉の拗れの原因にもなりかねません(よって入社日も遅れます)。例えば、「転職先で○○をしたい」という理由を伝えた場合、「ウチで○○やればいいじゃん」といったカードを切られます。なので、転職理由に関して言うと、「ウチではできないことをやるためです」という具合に、職種、転職先名も伏せるのが得策です。

これに関連してもう一つ厄介なのが転職先に対するネガティブキャンペーン。転職先が競合や関連会社だった場合、「あの会社は○○らしいよ…」等の転職先に関するいわれのない悪口を言われたりと、退職交渉の妨げになることも発生します。

  

いかがでしたでしょうか?あくまで参考で、企業ごとに特徴を出すところもあります。詳しい人に確認してみてくださいませ。「もっと詳しい内容を知りたい」「ココってどういうこと?」という場合はアド野テク蔵までお問い合わせください。