【新卒就活/転職向け】履歴書・職歴書で押さえておくべき3ポイント(人材エージェントメモ)
今回は実践的な内容をご紹介。転職活動の第一歩となる履歴書、職務経歴書の書き方ポイントです。新卒の就職活動にも役立つ部分があると思うのでぜひご参照ください。
そもそも、、どーして履歴書・職務経歴書が必要なの?
いくつか考えられますが…「コスト削減軸」「リスク削減軸」があると思います。
(1)【コスト削減】採用企業側の時間的な採用コストを削減するため
- 時間(による人件費)のかかる対面の選考前に書類で簡易な選考を行うことが可能
- 優先度の高い候補者へ早めにアプローチすることができる
(2)【リスク削減】採用企業側の採用リスクを削減するため
- 学歴・経歴詐称等、雇用時のリスクを削減すべく、早い段階でエビデンスを残しておくため
何を見ているか?
ここは以下5点ほど考えてみました。
- 人物概略:年齢、性別、見た目。ソフトではなく所謂「ハード」の部分。
- 学歴:正直、学歴は判断材料の1つになるところも多いです(もちろん、それ「だけ」ではありませんが)。併せて、どの高校、大学にいれば、どのような傾向の人が周りにいるかがそれとな~く分かるという人もいます。
- キャリア:ズバリ経験です。どこで何をしてきて、何ができるのかを見極めます。
- 思考力:人生における学びの抽出力、それを文章化する論理力、文章構築力等。
- 人となり:文字量や記述スタイル(論述長や箇条書き等)、表現に利用する言葉、誤字脱字、盛り込む内容から、その人のキャラクターを判断します。
文章である以上、上記は当然「受け手」次第になります。従って、「受け手(読み手)」がどのような印象を持つか、逆に言えばどのような印象を持ってほしいかを考えて記載する必要があります。
じゃあ具体的にどう書けばいいの?
大きく3つあると考えています。
(1)簡潔に
パッと見てその人が何をやってきたのか分かるくらいことが大事です。採用担当者も応募者のレジュメを細かに読んでいる時間は想像以上にありません。結論から、端的に文章をまとめる必要があります。
(2)具体的に
具体的内容とは、実際の経験や実績を交えたエピソードのことです。
例えば、
- クライアント数
- 担当業界
- 商材
- 実績
- 実績を出せた要因
等です。
当然機密事項で記載不可能な部分も多い場合は、ぼかしながらで問題ありません。
また、実績を出せた要因としては、「努力」に尽きると思いますが、「量」「質」の観点から書くとよいかと思っています。
(3)客観的に
客観的事実という表現はやや難しいですが、誰が見ても「ソレである」と分かることが望ましいです。
例えば、「数字」を使った記述方式があります。
- 担当者数○○社
- 営業部隊○○人中1位(△×年実績)
- 売上○○万円(△年~△×年の期間)
- ○○賞獲得(年間△名受賞)
等でしょうか。
売上、賞、順位も数字で表せますが、それが総体的な表記も重要な項目です。
例えば、営業マン3人で1位になった場合と、300名で1位になった場合では意味がだいぶ異なりますね。逆に、3人であっても3位が売上30万円、2位が50万円、1位が3000万円であった場合も見え方が変わってきます。従って、「周りと比べてその数字はどのような意味を持つのか」、といった総体的な価値付けも必要になるのです。
履歴書・職務経歴書のテンプレートは、おそらく各紹介会社のホームページにあると思うので、気に入ったフォーマットのものを使ってみてください。
職務経歴書を実際に書いてみる。
どんな構成にすればいいか、スタンダードなものを記載してみます。
○職務要約○
3~4行が妥当です。1社目から現職までどのようなことをしてきたか、文章形式で簡単に記入します。
○職務内容○
所属企業と職務内容を記載します。この項目に実績を併記しても構いません。上記の(2)や(3)を押さえてみてください。
○資格○
あれば、で問題ありません。
○自己PR○
必ず応募企業に合わせて書きましょう。
スタイルとしてはこんな感じをお勧めしています。
<例>
■~~(一言で表すと①)~~
○×△(具体的な実績+エピソード②)○×△
×△○(実績が出せた背景③)×△○
<記入例>
■社内外をまとめる力(①)
現職では社内10名のチームと制作会社2社の間でディレクションを行い、webサイト改善を行い、○○の施策を行ったことで社長賞を受賞しました(②)。それは×××が大きな要因です。(③)
参考までにですので、自分なりに「使える!」と思った方法は随時取り入れ、ブラッシュアップするとよいでしょう。
次回、よくあるQ&Aを書いてみようと思います。