セオ部(SEO部)

アドテク、キャリアは他の人に任せて、SEOトピックと持論を語ることにします(小学生、業界人向け)。

転職の良いタイミングを考えてみた。

年末。ボーナスをもらってから転職、なんて考えている人も、この記事を読んでいる方々の中にはいるかもしれない。職業柄、転職したいって人によく会うが、こんなことをよく聞かれる。

 

「転職の最適なタイミングってあるの?」

最近はWeb業界でも求人が活発。ボーナス前ってのもあるが、大量リストラをどっかの大手企業が大々的にやりだしたってことで、「スゲー人材が転職市場に出てくるんじゃね?」という甘い匂いに誘われて求人を出し始めているらしい。

一方、通年で見てみてみると、やっぱ基本的に2月~7月は多いように見受けられる。新卒社員と同じタイミングで入社してもらったり、夏のボーナス時期に合わせて採用をスタートしたり、採用計画修正のために夏場始めてみたり、様々ある。

一方、転職者目線で考えてみるとどうか。確かにその辺りはタイミング的にいいかもしれないけれど、自分が考えていることは他人も考えている、つまり他にも転職に動き出している人が増えているゆえ、おおのずと倍率が上がるのであった。したがって、求人が多いとはいえ、転職がしやすいとは限らない。

 

転職はあくまで人と人を繋ぐ縁

転職はナマモノ。旬な時期は一瞬で、次第に色褪せてきます。選考で経験が求められるのはもちろんですが、その人が必要とされる事業のフェーズ、タイミングってのがあるようで。人柄・スキルは◎でも、たまたまその人が必要とされるタイミングじゃなかったってこともあるらしいっすね。

 

スマートフォン向けクレジット決済のサービスを開発しているベンチャー企業「Coiney」のブログ(Paymentgeek: [2013年版]コイニーの採用経路)でも興味深い発言があったので掲載してみます。

 

2. ステージに合うかどうか
たくさんの人にお会いしている中、特にビジネスサイドでよく起こるのが「スキルは全く問題ないけど、今じゃない。」です。この人は50人くらい目に必要な人だ、100人超えてから必要な人だ、そういうこと結構あります。採用は大体入社まで2−3ケ月かかるのでタイムラグはあるものの、ヘッドカウントの開け方にも順番があるので、ステージに合う人というのを求めています。ただし、ここで採用した人が、次のステージで活躍するかどうかは分かりません。みんなで成長するのみ。あと、逆に1年前入社検討して一度「今じゃない。」となった人を1年後に採用したということもあります。要はタイミングですね。

人を採用するにはタイミングがあるってことですね。こればっかりは仕方ない。

「パーッと盛り上がりたい時にはこの人と飲みたいけど、真面目な話でしっぽり飲みたい今日は、この人とじゃない。」

転職は「企業と人を繋ぐ」と見せかけて、実は「人と人を繋ぐ」、そんな一期一会で特別な機会。だからどっかの大本命企業がお見送りになったとしても「私はダメだ…」じゃあなく、たまたま機会が悪かった、次なら…ってことも十分アリってことですかね。